• イミュニティの機能

電流拡散経路スキャン

  • 電流拡散の可視化による経路トレース

電流拡散経路スキャンは、ESDによる障害・故障の原因となる問題の一つの要素である拡散電流を再現したもので、DUT内の電流の流れを可視化、映像化する機能です。オシロスコープによりスキャンエリアの磁場を時間領域で測定しながら、DUTの定点に印加した電流を測定後の処理で表面電流密度に変換し、電流の流れを映像化します。この機能は定量的な解析よりも電流の流れを可視化することを目的としたものです。

電流拡散経路スキャンのご紹介(動画 / 英語)」もご覧ください。

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活用例

  • 効果的なクランピング・デバイスの配置検討と決定
  • クランピング・デバイスの性能比較
  • 意図しない電流経路の特定と対策
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上図は、同一基板におけるメーカー違いのTVSダイオードの比較です。
このように各デバイスごと、スペック違い、メーカー違いなど性能差の比較をすることが可能です。
電流拡散経路スキャンとESDスキャンを組み合わせることで、ESD試験におけるDUTの動作や不具合や障害の原因をより深く調査することができます。

使用機器

  • SmartScan-CS(ソフトウエア)
  • プローブ(API スタンダードプローブ Hx-2mmなど)
  • TLP
  • オシロスコープ(2GHz、20GS/s 以上)

ローデ・シュワルツ製品のページもご覧ください

ローデ・シュワルツ製品

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